概要
龍門司坂は、姶良市加治木町にある石畳の古道で「たつもんじざか」と読みます。車で加治木インターチェンジから降りてすぐ、5分ほどで着きます(詳細はマップをご参照ください)。龍門司坂は白銀坂と共に日本国の史跡に指定されています大河ドラマ西郷どんのロケ地になったことで、ちょっとしたブームになりました。今は一過性の賑わいも過ぎさり、さらにコロナ下の現在(2021年9月)は以前にも増して閑静な佇まいを醸し出しています。文化庁より「歴史の道百選」に選ばれています。
歴史
この龍門司坂、江戸幕府の3大将軍、徳川家光の頃に着工し、100年ほどの時をかけて完成したとされています。江戸時代には薩摩の主要幹線道路として人物、物資の往来する道路でした。数百年続く参勤交代に参加した歴代の人々や、大久保、西郷といった明治維新の偉人たちも何度もここを往復したことでしょう。そんな道が一部とはいえ、そのまま残っているんです。堪らないですね。
実際行ってみて
杉の木々に囲まれ、苔むした石の道を歩いていきます。古道ファンにはたまらないですね。参勤交代の折りには薩摩藩士はこのような道を通ってはるばる東京まで参ったんです。ロマンを感じますね。坂は片道500メートルくらいでちょっとした散歩にはちょうどいいです。石畳とはいえ、積もり積もった数百年の歳月のためか結構道はごつごつしています。国歌を思い出すくらいにいい感じに石畳は苔むしていますので、結構すべりやすいです。女性の方はヒールはおすすめしません。上の子(4歳)も3回ほどすってんころりんと滑りそうになりながらもちゃんと登り切れました。登りきったら、唐突に現代の道路にぶつかります。キャンプ場へ至るアスファルトの道路ですね。出口の前に杖の無料レンタルがありましたので、帰りはここで杖を借りて下るのもいいかと思います。うちは帰りには子供が眠くてグズったため妻に車で迎えに来てもらいましたが(笑)
ポイントと注意点まとめ
- 江戸時代の(薩摩の)幹線道路を堪能できる
- 短距離の坂道で4歳ごろの子と歩くことができる
- 苔むして滑りやすいのでご注意を